セラミックインレー10年生存率
97%と推測されています
10年間に67人の患者に対して治療した183個のセラミックインレーの生存率を調査した結果、破損したセラミックインレーは5個であったと研究でわかりました。
参考文献:https://www.zora.uzh.ch/id/eprint/127854/1/Survival%20rate%20of%20resin_acc.pdf
インレーとは?
虫歯(神経治療などしていない)を削り、その部分を補うための人工的な詰め物のこと。
銀色の金属、プラスチック、セラミック、ゴールド、ジルコニアなどの種類があります。
セラミックインレーの特徴
- ・陶材でできている為、変色することなくとても審美的である
- ・天然歯と硬度が近い為、噛んだ時に他の歯への負担も少なく馴染みが良い
- ・他の材質に比べて細菌が付きにくい
- ・咬み合わせが強い場合、ジルコニアやゴールドに比べ割れるリスクがある
インレーを入れた歯が再び虫歯になると、虫歯の大きさによっては神経治療が必要になります。
神経治療した歯は天然の歯に比べると、脆くなってまい抜歯のリスクも上がってしまいます。
POINT
保険治療の金属やプラスチックの詰め物は、平均5年の生存率といわれています。2倍以上の生存率であるセラミックは歯を削る回数が少なくなる為、歯の寿命を延ばすという事が分かります☺
二次虫歯になる期間を延ばすことが、歯の寿命に関わってくるため、費用や審美面だけで選ぶのではなく、虫歯になりにくい材質を選ぶことがとても大切です。